１とセットで。

	評価
	グ	音	シ	オ	熱	オススメ度	合計
	６	７	５	６	８	Ａ（１とならＳ）	３２

様々な厄介ごとを引き受ける「ハンター」。そのギルドに所属する少年エルクは、ある夜一人の女の子を助けたことから、世界を巻き込む戦いに導かれることになる・・・。


プレステ初期のＲＰＧ、「アーク　ザ　ラッド」の続編。未完の作品と称された前作とストーリー面で深く結びついてます。あまりに結びつきすぎて、前作をプレイしてないと上手くストーリーを追えないぐらい。
今回、前作以上に悲劇性が強いです。プレイする際は、ある程度の心の準備をしていたほうがいいかもしれません。


では作品を見ていくと・・・。
グラフィック・キャラクターは前作とあまり変わっていません。目新しいところはない反面、見やすい画面構成で好感が持てます。イベント時のＣＧムービーが綺麗になったのは○。

音楽もそれほどパワーアップは見られません。ただ前作で好評だった、各キャラの戦闘時の声のバリエーションが増えたのは嬉しい要素です。新規のキャラもイメージ通りの声優さんが演じていて満足♪

システムの点では、前作であまり受けが良くなかった所に変化が見られました。今作はちゃんと街を歩けますし、買い物も出来ます（笑）。
また、目玉というべきギルドシステムの採用で、サブイベントがムチャクチャ増えました。しかもそのバリエーションもいろいろ。ギルドの依頼をこなしていくだけでも楽しめるはずです。
ただし、所持できるアイテム数が少ないのは大きな減点材料。泣く泣くアイテムを捨てなきゃいけないことが、何度あったのやら・・・。

そして、前作最大の萌え娘ヒロインの魅力的なキャラ『ちょこ』の秘密が、とうとう明らかになります。
今作ではかーいい声もついて、さらに暴走ぎみ魅力的な存在となりましたが、彼女の秘密関係のイベントも・・・・・・また悲しいです（泣）
・・・これら彼女のイベントを全て解き明かすと、なんと「覚醒」した御姿を拝見することが出来ます。

必見。

ただし、前作のデータコンバートが必要なんで、そのあたりはよろしく。


今回は、実に骨太なＲＰＧとなりました。壮大なストーリー、個性的な仲間、数多くのアイテム、豊富なサブイベント・・・まさに開発者が力を結集させて作った、そんな雰囲気がありありと感じられます。
ただ・・・・・・これはこのシリーズのウリなんですが、前作のデータをコンバートが最大のポイントです。これをしていないと、手に入るアイテム、イベントが少なくなるばかりか、ストーリーが把握しきれない部分も出てきます。この点は非常に残念でした。

このデータコンバートできるか否かで、評価ががらりと変わってしまいますが、前作をプレイし＆データが残っているなら、強くオススメ出来ます。
「どんな形」であれ（謎）、きちんとストーリーに一つの終止符が打たれますからね。今回は消化不良は起こらないでしょう。
・・・ホント、前作と併せて一つの作品で出しとけば、もっと高評価出せたのにね。



・前作の不満点の多くが解消されています。
・やりこみ度の高さ。
・覚醒後も最高です（謎爆）。←ちょこ



・アイテム捨てたくないよぅ・・・・・・。
・グラフィック、音楽の面で、それほど前作との違いがない。


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