マリーのあとエリー。

エリーのアトリエ



オススメ度




スマッシュヒットとなった、「マリーのアトリエ」その続編にあたるのがこの「エリーのアトリエ」です。
前作から数年後、同じザールブルグを舞台に、錬金術師の卵・エリーが
またいろんな騒動を起こしながら、錬金術師を目指す物語です。

グラフィックは原画担当が変わりまして、第一印象も違った感じを受けますね。しかし、この人の画風もかなりいい雰囲気で、すぐに慣れることでしょう。私はこの変更は特に問題はないと思います。
ただし全体的に露出度が低下。

また、イベント時にアニメーションが加わりました。若干動きがぎこちないところがありますが、デザイン・構図は十分に高いレベルですね。

音声・音楽はやはりイイです。相変わらずのフルボイスに弦楽器系を基調としたBGM。このへんはいい意味で前作を踏襲しています。

武器屋のオヤジ未だ最高♪ 
ただ、できればマリーの声優さんは、そのままのほうがよかったですが・・・。

システムまわりはいろいろ新要素が加わっています。まずブレンド調合とオリジナル調合という新しい調合方。
前者は調合材料量を加減できるモノ、後者は全く新しいモノを作る事・・・・・・それに調合品の評価も加わって、前作とは比べ物にならないほど調合のやりこみが上がりました。
そして、毎年アカデミー試験が設定され、4年間の時間の中にメリハリが出てきました。
ロード時間、セーブ時間の早さも若干遅くなりましたが、それでも驚くぐらいの速さを保っています。そのへんユーザーがストレスを受ける事はないでしょう、

今回はイベントが300弱という膨大な数になり、一度のプレイでは全てを見れないレベルです。EDパターンも増え、繰り返しのプレイに耐えうるようになりました。


数は多くないですが、欠点もやはりあります。まず前作と同じ舞台、同じ目的ということでオリジナリティ、というか新鮮味に欠けるきらいがあります。これは続編の持つ宿命かもしれませんが、今作では余計にそう感じる点が。
そしてやはり後半部分のルーチンワーク。試験等でメリハリが出てきたとはいえ、どうしても妖精さんを使いながらの調合の繰り返し。人によってはこのへんで投げ出す人がいるかもしれません。


まさに正当な続編。前作で不評だった部分は改良し、好評の部分をきっちりと伸ばしたところは、素直に好感が持てます。
「マリー」が楽しめた人は、12分に楽しめるでしょう。
金髪ロールの武器屋の親父を見るためにも、プレイしてみてはいかがでしょうか。



・ロード時間の速さはほぼ変わらず。
・やりこみ度の強化。
・改良した部分が多く、それを実行できた開発側はエライ!
・金髪ロール(謎)。


・オリジナリティの低下。
・露出度の低下
・EDに恋愛要素がほとんどないのも、ちょっと物足りない?


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