食事中のプレイはお控えください・・・・・・いないか、そんな人。
名前からもわかると思いますが、同名の小説がこのゲームの話のネタとなっています。しかし、あくまでもネタなので、展開そのものは別物ですね。
ですから小説等の事前知識は必ずしも必要ないです。もちろん、読んでおいたほうが中身が理解しやすいですが。
クリスマス・・・アメリカのとある劇場で起こった、人体発火事件が全ての引き金だった。一週間もの間ニューヨークを恐怖に陥れた、一連の事件の。
背景が３ＤＣＧで構築された空間で、ポリゴンキャラクターが動き回る・・・・・・ここだけ見ると、バイオと似ていますが、これにアクティブターン制のコマンドバトル、レベルアップ、武器や防具の装備、特殊能力の発動といった、スクウェアお得意のシステムが盛り込まれています。
でもやっぱり、パッと見はバイオ似。
グラフィックは通常時、イベントＣＧともに高いレベルです。特にイベントＣＧでクリーチャーに変身する動物や、人間が溶解する姿のトコなどは思わず気持ち悪くなるぐらい非常にリアルです。こういった「見せ方」は優れていますね。
システム面はかなりしっかりしている部類ですが、その中でアヤの走る速度が遅い、というところが難点。
冒頭でスリットの入ったスカート♪を着ていた時ならまだわかりますが、ジャンパーにジーパンという軽快な服装の時もあの速度というのは、いかがなものかと。
装備する武器によって射程が違い、それぞれ別の戦術を取らなければいけない・・・というのは斬新でした。武器の種類もいろいろあるので、いろいろ試せるので面白いです。
敵の攻撃が多岐に渡っているのも、戦闘を盛り上げている要素の一つですね。
あとは・・・・・・クライスラー・ビルディングの存在。まるで異空間のような非常に構造が複雑＆広いこのおまけダンジョンは、中に多数のレアアイテムがありやりこみ派にはたまらない要素となっています。
た〜だ〜し、クリアにはムチャな時間と労力を必要としますよ。管理人も久方ぶりに『紙に鉛筆でマッピング』という、原始的かつ基本的な作業を強いられました。よほど腰をすえて取りかからないと、
途中で投げ出す人続出なのは間違いナシ。
バイオ〜と似てはいますが、システム等は全く別物。探索型ＡＤＶというより、感覚的にはアクション性が強いＲＰＧに近いですね。
クライスラー〜に挑戦しなければ、手ごろなボリュームですし、なかなかゲーム時間を捻出できない人も、サクッと楽しめると思います。
ですが、クリーチャー等の描写がかなりグロいので、くれぐれも食事中＆食事直後はプレイなさらぬように。
・敵がグロい。
・戦闘シーンはＲＰＧ的要素があり、変化に富んでいる。
・クライスラー〜は、ボリューム満点。
・アヤの移動速度が遅い。
学童時の運動会では泣きっぱなしだったでしょう（大嘘）。
・怖さ・・・・・・はあまりない。