ガミガミ魔王様とパーティー組めないなんて・・・。
ポポロシリーズ第二弾。
今回はポポロクロイス王国と隣のタネキン村が、ふとしたことから夢幻世界へと誘われてしまいます。その原因を突き止め、元の世界へ戻るために、ピエトロ王子は再び旅に出ることになるのです。
では細かく見ていきましょう。
グラフィックは相変わらずいい意味で絵本調で、とても見やすいですね。ですが、今回はパーティーメンバーが増え、その入れ替えも自由になったぶん、イベント時などのキャラの動作が弱まった感じがします。見せ方という点でちょっとパワーダウンかな？
音楽は・・・・・・挿入歌とＥＤの曲が特に惹かれました。他のＢＧＭも、どこか心に残るイイ仕上がりですよん。
前作と大きく違うのは、入るごとに構造が変わる「夢幻フィールド」とキャラの入れ替えが自由にできる「傭兵システム」の採用でしょう。
ただ前者は、構造が複雑になっていることと、中の仕掛けが非常に離れた進行状況でつながっていること―――例えば、ゲーム序盤にあるしかけが、終盤のイベントをこなすことで、ようやく解除されるといった風に、既にストーリー上過ぎた筈の地点に戻って確認しないといけない―――から、プレイヤーには少し不親切な作りとなっています。
これは熱中度の低下も招いていると感じる人もいるかもしれないですね。どうしてもストーリーを進める上で、つっかかってしまいますから。
んで・・・プレイした上で気になった最大のこと・・・。
前作の主要キャラ、特にナルシアちゃんとガミガミ魔王様という、強力な魅力を持ったキャラが、ちょい役でしかないということは、
非常に、非常に残念です（涙）。
確かに傭兵の方々も魅力的なんですが、先の御二人の多大なインパクト＆魅力の前には、どうしても霞んでしまうんですよね。
反面よくなったところとして、前作でたりなかったやりこみ的な要素は、今回かなり増えました。スタンプラリーや大きく増えた武器・防具の数々、属性の多様化などなど・・・。
やりこみ派プレイにも十分耐える作りですね。
ポポロ雰囲気はそのままに、作風とシステムが大きく様変わりしたポポローグ。
ちょっと時間はかかりますが、そのぶん時間をかければかけるほど楽しめると思います。
これでガミガミ魔王様の出番がもっとあったら。
・雰囲気はバッチシ！
・やりこみ要素が多々。
・夢幻フィールドシステムの把握がやや難解。
・ガミガミ魔王様の不在（泣）！
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