もう一人の自分、心の中のワタシ。
アトラスの大ヒットシリーズ、女神転生シリーズ。その作品色を色濃く受け継ぎながら、全く新しい世界観を構築させた、ＰＳオリジナルＲＰＧ。
とある街で、突然現れた悪魔達、その原因を探り街を救おうとする高校生・・・・・・そのような流れで話が進みます。
キャラクタ・グラフィックは、まぁそこそこ。３Ｄポリゴンで描かれたダンジョンには目をひかれますね。
ただ、バストアップの金子氏の絵柄は好き嫌いがわかれそうです。個人的には問題ありませんが。
音楽もそれほど目立つところではありません。キャラクタごとに声が入っていて、戦闘時にいろいろ喋ってくれるのは良いです。
そして、このゲームの最大の難点であるシステム面。
こんなことを言うと、プレイする気をそぎそうですが・・・・・・かなり難易度が高いです。並みの根性では、クリアすること自体厳しいでしょう。その理由として、
・戦闘が長い＆キツい。
・セーブポイントが極端に少ない。
・（プレステだと）熱暴走等によるフリーズ多発。
などが上げられます。
とにかくプレイヤー泣かせのゲームです。
ラストダンジョンで、最後のセーブポイントから２時間以上歩きまわった挙句に、最下層でジオダイン連発で全滅させられた時は、思わず目の前が真っ黒になりました。
コントローラを床に叩きつけたのは、後にも先にもこの時が初めて。
最後の熱暴走によるフリーズも多数報告されています。夏のプレイ時には気をつけておきましょう。
・・・ですが、プレイするのはおやめなさいとは言いません。
むしろ、一度プレイしてみてください。特に１０代後半の人にはオススメ。
自分の中で乗り越えるべき壁を、乗り越えた後の成長・・・・・・その過程が非常にうまく描かれています。主人公と同世代の人（学生の方）なら特に共感できるでしょう。
ストーリーはわかり易いとはお世辞にも言えませんが、とても「考えさせられる」内容となっています。個人的にはメロメロ。
そしてエリー嬢にもメロメロ。
一度その世界に入ればもうドップリ。熱中度は高いですね。
もちろん、悪魔合体（純粋なメガテンとは少し毛色が違いますが）の研究、ルート分岐などやりこめる要素も高いです。
他に、メガテンシリーズで色々とターニングポイントとなった作品であるのも確かでしょう。
続編のペルソナ２罪＆罰ともつながっている部分があるので、興味のある方はぜひどうぞ。
これをクリアできれば、大抵のＲＰＧが問題なくクリアできるようになると思いますし。それぐらい忍耐力がつきます。
ええ、いろんな意味で。
・共感できるストーリー。特に学生世代の方にオススメ。
・悪魔とのコンタクトパターン
・エリー嬢
・必要以上に忍耐力をつけさせないで下さい。
・熱暴走でＰＳが止まるうぅぅぅぅ（泣）！
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