ゆきみざけ、バンザイ！
ＳＳで発売された、デビルサマナーシリーズの最新作「ソウルハッカーズ」 それに多少のアレンジを加えて、待望のＰＳ移植がなされました。
真・メガテンシリーズを色濃く受け継いだ今作、ファンにはたまらない出来となっています。
グラフィックももちろんですが、この作品はキャラクタの設定、振舞い方、見せ方が非常に秀逸です。単なる善悪では片付けられない、人物同士の主張、思いがぶつかりあって、とてもリアルなストーリーを演出しています。
それに加え、金子氏の描く人物・悪魔は、いい意味で突き抜けたセンスで、プレイヤーを魅了します。
メアリの登場でメイドファンも満足♪
ホントは満点を上げたいのですが、悪魔グラフィックで前作「デビルサマナー」の使いまわしが多かったので、ちょっとだけ点数を下げました。まぁ、あれだけの量のグラフィックを新たに書き起こすのはムチャだとは思いますけどね（苦笑）。
音楽に関しては標準以上だと思いますが、戦闘時のＳＥがちょっと軽いかな、と。もう少し重みを持たせても良かったのではないでしょうか。
システムは前作や真・メガテンを踏襲したつくり。目玉の悪魔合体や剣合体に、ＣＯＭＰの機能利用など。過去のメガテンに触ったことのある人なら、すぐに馴染めるでしょう。
また、今回はダンジョンで中断セーブが出来るようになり、探索がかなり楽になっています。セーブデータを移せば中断データも残りますし。
ＰＳ移植されるにあたって、オリジナルイベントやＳＳでは一部の人にしか遊べなかった「ＥＸダンジョン」もが加えられました。ＳＳ版をプレイした人の中には、これで怒った人もいるようですが。
全てを把握しようとすると、かなりのやり込みが必要でしょう。
実際、悪魔合体だけでも相当遊べますし、全体として熱中度も高いですね。
では気になるところをいくつか。
まず、戦闘時の読み込みが若干遅いです・・・・・・とはいっても、ＳＳ版と比べた時の話。
このＰＳ版が初プレイならば、ほとんど問題ないレベル。
その他には、前作とのつながりについてかな。幾人か「デビルサマナー」に登場した人物も出てくるのに、チョイ役扱いなのは残念です。
せっかくのシリーズモノなんだから、もうちょっと出番を増やしてもよかったのでは・・・。
あと細かいところで、さっきのＳＥのこと、主人公呪殺で一発ゲームオーバーなど。
正直、メガテンシリーズの中では、一番遊びやすい部類だと思います。ヘビーユーザーには物足りないかもしれませんが。
３Ｄに耐性のある人なら、かなり楽しめる作品です。
そして金子氏のファンになって下さい、貴方も・・・。
・金子氏の描く悪魔達。
・悪魔との交渉など。
・メアリ。＜え？
・ＳＥが軽い？
・このころから、人物イラストも無機質的になってきた気も・・・。
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