みんなで仲良く殴り合い♪
２D格闘ゲームの主流の一つ、「ストZERO」シリーズの最新作が、様々な新規要素をひっさげＰＳに移植されました。
キャラクタとその動きは、ほとんどアーケード版と変わりありません。ドット単位で動きが削られたり、モーションが変化しているみたいですが、正直なところ素人（管理人含む）には完全移植と見えるでしょう。
その動きなのですが、特に目立つところはないです。派手すぎもせず、かといって地味すぎもせず。ごちゃごちゃしていない分、見やすいところはあるかな。
評価したいのは、移植されるにあたって新規キャラクタ・・・Ｄ．Ｊ、Ｔ・ホーク、フェイロンといった暑苦しい旧キャラが復活したコト、隠しキャラで元祖待ち軍人、殺意の波動に目覚めたリュウ、真・豪鬼が出演するコト。これで、事実上スト２とストＺＥＲＯシリーズのキャラが勢ぞろいしたことになります。昔からのファンにはたまらないですね。
個人的には、コーディーの登場がツボにはまりました。
ファイナルファイトでの英雄を、平和に退屈したケンカ屋にチェンジさせるという『英断』・・・・・・いやもう、タマんないです。
また、バイソン達にもストーリーが設定されたコトも、細かいですが嬉しい変更点だと思います。
システムは・・・・・・オートセーブ、トレーニングモードのほぼ完璧と言える充実、様々なモードの発生など。ユーザーライクな点は好印象です。
特にトレーニングモードの充実は、上級者も納得の完成度で、様々なシチュエーションで思い通りの練習ができるようになっています。
さらにワールドツアーモードという、新しいモードが加わり、これをプレイすることによってムチャクチャな自由なキャラを作り上げることも出来ます。時間があればかなり楽しめる要素だと思いますよ。
一方で、格闘モノとしてのシステムは
「一見さん、お断り」
とにかく憶えなければいけないコトが多すぎて、格闘初心者にはＣＯＭ相手にもキツイです。少なくとも波動拳と昇竜拳がなんとか出せる・・・・・・というレベルでは、一通りクリアすることもままならないでしょう。
まー、その分のトレーニングモードの充実なんでしょうけど。
気になった点は、やはりロード時間の長さ。前二作よりは速まったとはいえ、ステージが切り替わるごとに、やはり５秒以上待たされてしまいます。勝利セリフの切り替えの時も少し・・・。
あと、細かいところでは、キャラ同志の能力が広がったように感じます。登場人数が膨大になったとは言え、キャラバランスには定評のあったカプコン。もうちょい格差を無くしてもよかったのでは。
最後に・・・・・・Ｖ―ＩＳＭ強すぎ。
格闘ファンならマジでオススメできる一作。前の作品よりは敷居が高めですが、やりこめる部分も多く、かなりの期間「遊べる」作品に仕上がってます〜。
・旧キャラ、新規キャラの多数参戦。まさにスト２・ＺＥＲＯ〜オールスター？
・各モードの充実。
・暴漢として蘇った元英雄コーディー！＜え？
・やはりロード時間。
・格闘システムの煩雑。
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