ガミガミ魔王様、大復活!

ポポロクロイス物語2


オススメ度


待ってましたぁ! 「ポポロクロイス物語」の正式な続編。
ポポローグ」ではイマイチ出番が少なかった、あんなキャラやこんなキャラも、今回はバリバリ活躍してくれます♪


まず今回もキャラ立ちがすごい(笑)。
とにかくイベントのやり取りが見ててとても楽しい。特にガミガミ魔王様とジルバ姫。このハチャメチャな二人、キャラが吹っ飛びすぎ。
イベントでは、キャラがガシガシ動いてくれます。いわゆるグラフィック技術に関してのビックリするところはないですが、一人一人の「見せ方」が秀逸。ポリゴンを使わずに、あえてドット絵で勝負した製作者の勝ちでしょうね。
惜しむらくはイベントアニメーションが全画面じゃないこと・・・・・・う〜ん、残念!

音楽・・・・・・というか、音声が大幅にパワーアップしてます。戦闘中はさらにしゃべりまくるようになった上に、今回は重要イベントフルボイスです。いやもうお腹いっぱい・・・・・・。

システム関係は、ポポロクロイス物語を踏襲したものですね。等身大のマップ編成、王道的な経験値加算による成長、斜め見下ろし型の視点・・・・・・前作までをプレイしたならすぐに入り込めますし、基本的にオーソドックスなものなので、ここから始める人も時間をかけずに馴染めるでしょう。
変化したところと言えば、戦闘中に使える特技、それの効果範囲が設定されたこと。これにより、戦闘中のキャラの配置が重視され、よりバトルの特色が出るようになっています。
あとは後半で自由に仲間の入れ替えができること、中途セーブポイントが設置されたことぐらいかな? とにかく遊びやすいと言うのが印象的。

やりこみ度もかなり上昇しています。とにかくたくさんのサブイベント・収集要素が加わり、一度のプレイで全てを把握するのはムリなんじゃないでしょうか?
短期間にうお〜!と熱中させる雰囲気ではないのですが、常に1日1度はプレイしようかな、そう思わせる不思議な魅力があります。まー、作りが非情に丁寧だから、プレイヤーもコントローラを握りたくなるんでしょ。


さて、その中でも多少気になるところは。
まずエンカウントの高さ。とにかく、ちょっくら進んだだけで、敵と遭遇、遭遇、遭遇! 
おかげで、レベル上げのための戦闘はあまり要りませんが(苦笑)。まー、ダンジョン攻略の時はストレスが溜まりますね。とりあえず魔法の中に、レベルが低い敵とのエンカウントを避けるものがあり、それを使えば問題ないんですけど。
そして特技習得に必要なポイントの膨大さ。一部の技はレベル上げるのにかなりの戦闘をこなさなきゃならんです。これもマイナスですね。
ストーリー中仲間がポンポン抜ける場面があったのもやや減点材料。後半はまたみんな揃いますが、仲間の強制入れ替えで戦力がイキナリ上下するのは、場面によってはちょっとキツイ。何より、ガミガミ魔王様をずっと使っておきたかったのに!
あと個人的に気になったのはダメージインフレ傾向。前作までは3桁内で収まっていたのに、今回一気に(後半は)7〜8000のダメージを叩き出せるのになったのはどういう事ですか(汗)?


総括すると、とにかくココロにジワっとくるような物語。急転直下的な展開はないですけど、幅広い年代層が納得できるような丁寧なつくりです。
安心して遊べるRPG、その最右翼の作品じゃないでしょうか。



・王道作品。万人の期待を裏切らないデキ。
・キャラクターが非常に個性的。
 やり取りを見てるだけでも楽しい。
・ガミガミ魔王様、大復活。


・エンカウント率の高さには参った!
・ダメージが大雑把に?



戻る