撃ちまくれ〜っ！！
パニックホラーとの鳴り入りで登場した前作。その一年後の物語として、再びレジーナと恐竜達との戦いが幕を開けます。
前作はどうしてもバイオハザードシリーズの影響から完全に脱していない部分がありましたが、今回はガラリと雰囲気が変わりました。
まさに「狩り」・・・・・・豊富な武器を手に、爽快感と緊張感を併せ持ったゲームが楽しめます。
まずグラフィックに関して、前作とそれほど目立った変更はありません。レジーナのセクシーさも変わらず。ただ、恐竜のバリエーションがかなり増えているのは○。続編としての義務は果たしています。
また全体的に屋外（それも昼間）の戦いに主が置かれているため、戦いが『見やすい』です。そのためストレスなくバトルが楽しめるかな？
音楽も及第点ですが・・・・・・もう少し「らしい」のがあっても良かったと感じました。せっかくサバイバル風な舞台なんですから、ノリのいい音楽やドキドキする音楽とか。音声関係はグーですね。まー、バイオなどで培われたものがあるからなのでしょうが、イベントでの挿入の仕方、ＢＧＭ「とのバランスなど文句をつけるところはありません。
そしてかなり変わったシステム関係。前作は限りある弾薬でのやり繰りを求められたのですが、今回は弾薬はおろか、武器すら「買える」という仕様になっています。
まずその前に・・・・・・今回は恐竜達がほぼ無尽蔵に出てきます。ただし、彼らを倒すことでポイントが溜まっていき、それらを一定数集めることで各地にあるコンピュータ端末（？）で新規の武器を揃えることが出来たり、弾薬を補充することが出来たりするわけです。なんでそういう便利なものが放って置かれてあるかはまたおいておいて。
そのため、敵を倒せば倒すほど武器が充実する→強い武器を手に入れることができる→また倒す・・・・・という風に、敵をバンバン倒すことが可能になりました。これをプラスと見るかマイナスと見るか、判断に迷いますけど、個人的には支持したいと思います。
だって、とにかく爽快なんですよ。多彩な武器を使いながらガシガシと敵を蹴散らしていく。この感覚はバイオや前作ではなかなか味わえませんでしたから。
武器の性能も別々で、ある敵には全然使えないのに、この敵には非常に効果があるという風に「使い分ける楽しみ」があるのもグーです。
これらの事から、前作とは完全に一線を画した作品となったのは間違いないでしょう。
その他にイベントの節目節目でシューティング的なバトルが入ったのも面白いですね。ストーリーの一起伏を作るのに貢献しています。
その中でいくつか気になったところ。
あまり深く触れるとネタバレになるので避けますが、ストーリーに時間軸的なモノが深く関与しているので、正直言って話を把握するのが難しいです。これがＲＰＧのような、じっくりストーリーを進めるものなら良いかもしれませんが、イチプレイ時間が数時間のこのジャンルでは、もうちょっと単純なカタチにした方が、プレイヤーにインパクトを与えられたのではないかと。
あとは、難易度の低下でしょうか。前作のような難易度でも一見さんお断り的（汗）なんですが、今回は少し簡単すぎる気もします。まぁ、武器が豊富に用意され弾薬も自由に補充できるからなんでしょうけど。
相手を倒す快感が強まったぶん、バトルで苦戦することはあまりないので、ヘビーユーザーには物足りないかもしれません。
とにかく、この手のゲームが苦手な人でも、比較的安心してプレイできると思います。あまりビックリさせるような要素も多くないですし。バンバン敵を撃ちまくって恐竜達に文明の利器の強さを見せつけてやってください♪
・とにかく爽快！ バイオなどとは違った楽しみ。
・武器が豊富。それぞれを使い分ける事で、
戦いのバリエーションも豊富に。
・緊張感と言う点が薄れた。
・ストーリーが難解。
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