寿さ〜ん♪＜イヤもういいから。
お待たせしました〜って感じの「ときメモ２」。備前錦がハマリにハマった前作から約４年、正式な続編の登場です。つか前作をいろんなメディアで引っ張りすぎ。
今回は前作から、キャラそのものや画風を一新。特にキャラデザインに関してはかなりゲーム中でも綺麗になっている反面、アニメ調になり前作の雰囲気から大幅に変更された点は、（特にコアなファンから）多少不満があったのは事実。
ですが私的にはバッチグーでした（笑）。イベント時のグラフィックも斜めアングルを使ったりバリエーション豊富。ギャルゲの中でも、十分に合格点をつけれるレベルだと思います。
た〜だ〜し〜。幼年期や育成画面で、なんでポリゴンを使ったのには理解に苦しむところがあるんですが。
そうそう、ＯＰアニメはかなりいい出来です。本編の導入にも繋がっているので見てみる価値有り。
音楽に関してはごくオーソドックスに。状況に応じたフルボイスに、そつなくまとめられたＢＧＭ。特に不満は認められません。
んでシステム関係。育成部分・付き合い関連に関しては見事なぐらいに変更ありません（笑）。えぇもう、前作をプレイしたら「へ？」と思うぐらいに。
とは言え、他の部分ではいろいろ面白いコトがありまして・・・・・・。
まず、「ＥＶＳ」システムという、ヒロインが自分の名前を実際に呼んでくれるというモノ。読み仮名を最初に入力しデータを作成することで、実際にその通りに呼んでくれるんですね。最初はマジでビックリしました。
場面によって多少抑揚が不自然なところがありますが、臨場感を出すのに一役買ってるのは間違いないでしょう。
そしてイベントがそれぞれ時間的・経過的な繋がりを持たせるのもグーです。
３年間の内にある一定の期間にしか発生条件が起こらない、幼年期のイベントを起こさないといけない・・・など、地味な要素ですが意外や意外。実際にプレイしてみると、「あぁ、少しずつ親しくなってるんだなァ」と感じることもしばしばです。イベントの内容も期間に沿ってるものですし。
その他、デート場所指定のやり直しができるようになったこと、育成でより速い高速化が可能になったこと、育成バランスがやや緩和されたこと、爆弾発生が抑えられたこと（笑）なども、改善の結果ではないでしょうか。
そしてツッコミタイム。
まずなんと言っても、このボリュームにＣＤ５枚組とはどういう事ですか？
まー、間違いなく散々不評だったポリゴンキャラの無駄遣いが一因だとは思いますが。とにかくプレイのテンポが悪い。１プレイあたり４〜５時間の間に、計５回ほど入れ替え作業があるんですから。
次に人物の相関関係。今回はゲーム中でメインヒロインである「陽ノ下光」と親友である「水無月琴子」。そして昔からの知り合いである「麻生香澄」先生との間には、互いが関連するイベントが用意されています。
これはゲーム中の世界観を体験できる上でプラスに働いていて、このことなら十分に賞賛に値しますが、他のキャラはないんですよ、こういう関係。
贅沢かもしれませんが、どうせなら登場人物の絡みはもう少し増やして欲しかったですね。
あとはオリジナリティの低さでしょうね。前述しましたがあまりにシステムをそのまま移行させたが故に、前作をプレイしてると新鮮味に欠けるのは確か。
あと寿さんを「マニアック」言うな！
インパクトは弱まりましたが、恋愛ゲームとして捉えれば今回の方が間違いなく完成度は高い！ 主人公育成の難易度も下がっている上に、爆弾も光以外はあまり発生しません。こうなりゃ、お気に入りの娘だけにゾッコンとなれる情熱の多くを捧げることが出来ますしね（笑）。
このジャンルにアレルギーが無ければ、プレイする価値は十二分にあると思います。
・向上したグラフィック。
・完成された感のあるゲームバランス。
・寿さん。
・前作との変更点少なし。枝葉の部分では改善が見られますが・・・。
・CD多すぎ。
・寿さんをマニアックと言うた奴は滅殺。
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